インテル製CPU性能と種類

パソコン=インテル製CPUと思うほど広くパソコンに搭載されたCPUが「Pentium」と名づけられたインテルの代名詞となったCPUです。
「Pentium」の後継機として登場した「Pentium 4」は高性能パソコンのイメージを決定付けたCPUとなりました。
インテルからは「Celeron」のシリーズも普及したCPUなのですが、CPUの性能面では断然「Pentium 4」の方が上になります。

「Pentium 4」は「HTテクノロジ」のデュアルコアプロセッサのような高速処理を行う技術も投入されました。
このシリーズは同じモデルで複数の種類が、使用目的で細かく分類されているのも特徴です。
自作パソコンのマニアでないとCPU性能の違いが判りにくいので、パソコン購入時には頭を悩ませた記憶があります。

ノートパソコン・PAD等の小型パソコン用のCPU性能

インテルのノートパソコン・モバイル用のCPUには、「Pentium M」「Celeron M」「Pentium 4-M」「Atom」が存在します。
これらのCPUはPentium 4やCeleronを進化せてノートパソコン・モバイルの用途に対応するようにCPU性能を変えています。特に小型パソコン(ノートパソコンやPAD)は消費電力を少なくしCPUの発熱量も少なくする必要があります。当然、CPU本体のサイズも小型にする必要もあります。
一般的にCPU性能を引き上げるとサイズは大型になりCPU自体の発熱量も上がる傾向が有るのですが、それぞれ独自の技術で小型パソコン用のCPUに作り上げています。

「Pentium M」「Celeron M」「Pentium 4-M」に関しては進化系のCPUですが「Atom」に関してはまったく新しい技術から生まれた次世代CPUになります。
CPU性能に関してはそれほど高性能と言う訳では無いのですが「サイズ」と「消費電力」に関しては圧倒的に「小型・低電圧」のCPUに仕上げられています。

2009年はこの「Atom」をCPUに使用したパソコンで小型・低価格の製品が数多く市場に登場しました。「ネットブック」と言う新たなパソコンのカテゴリを登場させたのも「Atom」の影響が大きいと思います。現在、市場に出ている「ネットブック」はこの「Atom」CPUを搭載したモデルがほとんどです。「10インチディスプレイ、OSにWindowsXP、Atom」の組み合わせが「ネットブック」の定番と成っています。

インテル最新CPU性能

数年前からインテルはデュアルコアCPUを主に展開してきたのですが、2007年からクァッドコア(デュアルコアCPU×2)を市場に投入しました。
このCPUは複数の作業を同時にこなす能力がデュアルコアよりさらにアップされた優れたCPUになっています。
コアが倍になったからと言って処理能力が単純に倍に成る訳では有りませんが確実に進化したCPUなのは間違いありません。

さらに2009年には、Intel初となるネイティブのクアッドコアCPUの「Core i7」が発表されました。4つのコアで2つのスレッドを仮想的処理することにより合計8つのスレッドを同時に処理することができるHT(ハイパー・スレッディング・テクノロジー)を搭載しているのが特徴です。
これにより画像処理能力など、のパソコンに高負荷がかかる作業の処理能力が飛躍的の向上してデータ転送速度も最大6.4GT/secを実装しています。

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