ハイブリッドカーの構造面のデメリット

ハイブリッドカーは重量が重くなってしまうというデメリットがあります。この事は仕組みでも触れていますがガソリンとモーターを車体に搭載する関係で2つのシステムを1車体に入れる構造に成っています。エンジンとモーターをそれらを作動させる周辺機器の搭載を考えると車体重量が増えるのは容易に想像できます。この車体重量が曲者でハイブリッドカーは使用条件で燃費が悪く成る場合も有るのです。

さらに最先端技術を投入して様々なパーツの軽量化に取り組むため技術開発コストは上がります。それは商品価格に反映されて「ハイブリッドカー=高価」と成ってしまいます。ハイブリッドカー購入の際には「価格と安くなる燃費のバランス」を考えて、自分の使用状況からどのぐらい燃費に有利かよく検討した方が良いと思います。補助金や自動車税の優遇の制度も有効に利用すればかなりお得に購入出来る条件も有ります。

ハイブリッドカーはエコカー??

ハイブリッドカーは本当に「エコカー」なのだろうか。
「低燃費=エコカー」というイメージが有るのだが、なぜ燃費が良いとエコなのだろう。たしかにガソリンの使用量が少なくなるとCO2の排出量は比例して少なく成ります。それでどれだけのCO2が減るのだろうか。

実走行の燃費は同クラス(1200ccから1500CC)のコンパクトカーと比較した場合、実はそれ程大きな差は無く「少しぐらい良いと言うレベル」との測定も有ります。これは車体の価格差を考えたら、その価格差分を燃料費でカバーするのは何十年もかかる計算に成ります。将来的には現在より燃費効率が良いハイブリッドカーが登場する事も考えられますが現時点では大きく「低燃費」とは言えない状況に有ります。

と言う事はCO2に関しても実際の使用では、排出量は宣伝されている様に大幅な減少は無い様に思われます。燃費に比例するCO2排出量ですから当然そうなります。ただし動力をモーター側に多く配分するシステムになるにつれて排出量は減少傾向になるので、こちらも今後の開発に期待したいところです。

現在は「最先端技術の惜しみない投入」でが魅力的なハイブリッドカーですが「生産コストの高さ」「一つの車体に2つのエンジン」という問題点を解決する方法を見出す事が本当の意味で「エコカー」としての称号を与えられるのではないでしょうか。

中古車買取実績No.1ガリバー