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世界トップレベルの日本のハイブリッド技術

1997年に世界初のハイブリッドカー「プリウス」が日本のトヨタ自動から、量産販売されました。現在トヨタからは「エスティマ」「レクサス」を初め多くのハイブリッドカーが発売されています。ホンダ自動車から1999年には初代「インサイト」が2001年には「シビックハイブリッド」が発売され、トヨタとホンダが世界のハイブリッドカー市場を牽引しています。

2009年になって世界的大不況の影響で自動車販売台数が伸び悩む中、政府は「エコカー減税」「エコポイント」と「エコロジー」に貢献する自動車や家電製品に対して、一定の減税やエコポイントを還元する政策を打ち出しました。
時期を同じくして、ホンダは2代目「インサイト」を189万と今までのハイブリッドカーからは考えられない低価格から販売し始めました。既に先行販売で大ヒットしていたトヨタ「プリウス」の対抗としてホンダ渾身の市場投入でした。思惑どうり新型「インサイト」はそれまでの小型車市場でトップだったホンダ「フィット」と共に、小型車販売台数で1位、2位を独占しました。

しかし、トヨタも黙って見ているはずもなく3代目「プリウス」をそれまでの同車種の新車販売価格から205万と約30万も低価格からの販売を開始しました。
これによって「プリウス」が新車販売台数で「インサイト」を抜いてトップに返り咲きました。現在「プリウス」は新車の納期が2010年5月以降と「エコカー減税」の期間を大きく超えてしまう現象まで出ています。

景気の回復が先行き不透明なのと、ガソリン価格の高騰の影響もまだ続くと思われるので「エコカー」に対する消費者の関心はますます高まって行くものと思われます。

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ハイブリッドカーの仕組み

世界的なハイブリッドカーの研究開発は様々ですが、日本で販売されているハイブリッドカーは「ガソリン+モーター」で駆動させるシステムを取っています。発進時は加速が必要な場面では「ガソリンエンジン」を使い、それ以外は「高性能モーター」を使う方法で車を走らせています。これによって「ガソリンの消費を少なくしてCO2の排出量を抑える効果があります。

「高性能モーター」は走行に使われるだけではなくて、制動時には発電機の役割を果たして走行用バッテリーの充電も同時に行なっています。また駆動システムをモータ走行のみで行う切り替えも可能で「深夜の市街地(住宅街)」などではエンジンを停止させて走行する事が出来ます。エンジンとモーターを上手く使い分ける事で燃費も格段に向上します。

「エコカーの基準」の「10.15モード」という燃費性能を数値化する基準では「プリウス38Km/L/1800CC」、「インサイト31Km/L/1300CC」と成っています。実際の走行時とは数値は事成りますがハイブリイドカーの燃費は従来のガソリン走行車より格段に向上しています。

現在は、モーターの出力とバッテリーの消費量が大きいので「モーターのみ」で走行する「電気自動車」は少数に留まっていますが、将来的にはクリーンで環境にやさしい究極のエコカーがお目見えするのも近いかも知れません。