地デジ(地上デジタル放送)の世界的デジタル化

地デジ(地上デジタル放送)は世界的な規模で急速に発展すています。特にヨーロッパ圏ではすでに多くに国が地デジ(地上デジタル放送)を開始もしくは予定しています。

地上デジタルテレビ放送を開始または予定している国
・1998年:イギリス(9月)、アメリカ(11月)
・1999年:スウェーデン(4月)
・2000年:スペイン(4月)
・2001年:オーストラリア(7月)、フィンランド(8月)、韓国(11月)
・2003年:オランダ(4月)、日本(12月)
・2004年:フランス(12月予定)
・2005年:世界で初めてスウェーデンの一部地域でアナログ停波
・2006年:ブラジルが日本方式を元にした独自方式(SBTVD-T)を採用決定(6月)
・2009年:ペルーが日本方式を元にした方式の採用決定(4月)
・2009年:欧州ではオランダ、フィンランド、スウェーデンなど7ヶ国がアナログ放送を停止(7月)
・2009年:アメリカ(6月12日)アナログ停波
・2009年:アルゼンチンが日本方式の採用決定(8月)
・2009年:チリが日本方式の採用決定(9月)
・2009年:ベネズエラ政府が日本方式の採用決定(10月)

地デジ(地上デジタル放送)の受信について

地デジ(地上デジタル放送)の受信にはBーCAS カードと呼ばれるカードが必要となります。これは地デジ(地上デジタル放送)の不正コピーを防ぐためのコピーガードを解除する為に必要になります。


BーCAS カードには地デジ専用の青カードと、地デジ・BS・110 度CSの3波共用の赤カードがあります。
※株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(BS Conditional Access Systems Co.,Ltd.)が提供するデジタル放送限定受信方式(B-CAS方式)を実現するために、受信機に設置するカード(B-CASカード)のことを指します。デジタルテレビやデジタルチューナなどに同梱されています。


「地デジチューナー内蔵のデジタルテレビ」「デジタルテレビ対応ディスプレイ/モニター+地デジチューナー あるいは地デジチューナー内蔵録画機器」「現在のアナログテレビ+地デジチューナー あるいは地デジチューナー内蔵録画機器」の組み合わせで地デジ(地上デジタル放送)の受信が出来ます。
これらの機器には「地上デジタル」のロゴが張ってあるので購入の際には確認してください。

デジタルテレビや受信機を購入後、アンテナを正しく接続し、郵便番号などの当該場所情報を設定すると、受信可能な放送局を調べ、リモコンのチャンネル番号へ割り振りを行う「初期スキャン」を行います。
これによって、地デジの受信が出来る状態になったということを意味します。

地デジ(地上デジタル放送)のダビング10について

デジタル放送には「ダビング10」とは、録画機からDVD、ブルーレイディスク、メモリカードなどリムーバブルメディアへのコピーが9回まで可能で、10回目からは元データを消去してしまう仕組みのことです。
これはデジタル放送は元データを劣化させることなく複製が可能なので不正コピーや海賊版の点からもデジタル録画(保存)されたデータは9回までしかコピーできない規制をかけています。

ダビング10 教えてガイドQ&A(JEITA/Dpa発行)
http://www.dpa.or.jp/copyctr/pdf/dubbing10_qanda_0903.pdf