地デジ(地上デジタル放送)の関連用語

※ATSC:ATSC(Advanced Television Systems Committee)とはアメリカで開発された地上波におけるデジタルテレビ規格

※DVB-T:デジタルビデオブロードキャスティング(Digital Video Broadcasting、DVB)とは国際的に承認されたデジタルテレビ放送のための公開標準規格である。

※DVB-H:DVB-H(Digital Video Broadcasting - Handheld)とは、移動体テレビの標準規格の一つである。すなわち、携帯可能の受信機のための放送サービスに関する技術規格である。

※ISDB-T:ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting、統合ディジタル放送サービス)とは、日本放送協会(NHK)が中心となって開発され、日本及び南米の放送で使用されているデジタル放送の方式である。

※T-DMB:地上DMB(T-DMB)は、2005年に大韓民国で放送を開始した小型携帯機器用地上デジタルテレビ放送。テレビ放送とラジオ放送を実施。日本のワンセグに相当するもの。

※S-DMB:衛星DMB(S-DMB)とは、韓国SKテレコムの子会社TUメディアが運営する衛星デジタルマルチメディア放送。2005年5月にサービス開始。

地デジ(地上デジタル放送)の放送の方式

世界の地上波デジタルテレビ放送は、大きく以下の3方式に分けられます。

  • アメリカ方式(ATSC)
  • ヨーロッパ方式(固定向けDVB-Tと移動体向けDVB-H)
  • 日本方式(ISDB-T) - 同一の周波数帯でテレビ向けと携帯端末向け(ワンセグ放送)が可能

このうち、日本方式(ISDB-T)からは次の方式が派生しました。

  • ブラジル方式(SBTVD-T) - 日本方式(ISDB-T)を基礎として採用し、ブラジルの地上波デジタルテレビ放送での要求条件に沿って技術改良を行ったもの。 日本・ブラジル方式あるいは日伯方式とも呼ばれ、南米地域で採用されている日本方式とはこの日本・ブラジル方式を指す。

これ以外に移動体向けとしては

  • 韓国方式(T-DMB) - 韓国では先にATSC方式でハイビジョン放送を開始したため、移動体向けのみに採用されている。
  • 中国方式(DMB-T/H)

があります。

これらは多重化にMPEG-2 TSを利用する事、映像符号化にMPEG-2ビデオを利用する事では同じ条件です。