地デジ(地上デジタル放送)の有効性

デジタルテレビ放送では電波チャンネルを従来のアナログ放送より、大幅に減らす事が可能になります。
その為、現在使用されている通信電波に余裕が出来て、テレビ放送以外の用途に空いた周波数の電波を有効利用することが可能になります。

また、地上デジタルテレビ放送対応テレビはインターネットと接続する事が可能なので、より多くの情報を得ることが可能になります。映像を映すだけの役割ではなく、暮らしに役立つ地域情報などが提供されています。

地デジ(地上デジタル放送)は1998年にイギリスで最初に開始されました。現在は欧米ではアメリカ、ドイツ、イタリアなど、アジアでは韓国、中国、ベトナムなど、世界の20以上の国と地域で放送されており、デジタル放送は世界の潮流となっています。

誰もが情報通信技術の恩恵を受けられるような社会(世界)に向けて国が重要な未来戦としても位置づけているのが地デジ(地上デジタル放送)なのです。

地デジ(地上デジタル放送)の基礎知識について

アナログ放送は2011年にデジタル放送に完全移行するので、地上デジタル受信が可能なテレビもしくは地上デジタル受信チューナーの購入が必須となります。


デジタル放送の最大の魅力は、「高画質」「高音質」です。一度、デジタルテレビの画面をご覧になると、その違いにデジタル放送の優位性を納得すのではないでしょうか。
ただ、デジタル放送のメリットは理解出来ても、今はまだアナログテレビが視聴できるので、買い替えはもう少し先と考えるのが人情だと思います。


しかし、2011年7月24日には地上アナログ放送が終了してしまうので、テレビ番組の視聴には必ず地上デジタル放送の受信設備が必要になります。
今はまだ余裕はありますが、その間に地デジ(地上デジタル放送)について、しっかりと理解してしまおうと思います。

CHECK1
地デジ(地上デジタル放送)の受信には、地デジ電波受信が可能なアンテナと、テレビ(チューナー)が必要になります。
※CATV(ケーブルテレビ)をご利用の場合は上記条件が無くても視聴が可能な場合があります。


CHECK2
地デジ電波受信が可能なアンテナとはUHFアンテナ(全帯域用)の事です。VHFアンテナでは地デジを受信することは出来ません。
※LM 帯域用(13?44 チャンネル用)、「MH 帯域用(31?62 チャンネル用)のUHFアンテナも地デジを受信することは出来ません。

アンテナには設置条件があります。詳しくは下記リンク先をご参照ください。

あなたがデジタルテレビを視聴するための基礎知識[PDF1.5MB](Dpa 2007年9月発行)
http://www.dpa.or.jp/information/pdf/kisochishiki.pdf